水道に関する専門用語、頭文字は「は」からのリストです。

さいたま水道

「は」から始まる用語一覧

配水量
配水量は、水道工事や水道システムの設計・運営において重要な指標であり、一定期間内に水道システムを通じて供給される水の量を表します。以下で、配水量について詳しく説明します。

●定義
・配水量は、通常、1日、1時間、あるいは1秒あたりの単位で表現される水の量です。単位はリットル (L) やキュービックメートル (m3) が一般的に使用されます。
●計算方法
・日配水量; 1日あたりの配水量は、1日の間に供給される総水量を示します。これは一般に地域の需要や人口、産業活動、季節、気象条件などを考慮して計算されます。
・時間帯別配水量; 高時間帯(ピーク時)や低時間帯の水需要が異なるため、時間帯別の配水量が計算されることがあります。
・瞬時配水量; 特定の瞬間における水の供給量を示します。
●影響要因
・人口密度と需要パターン; 人口の多さやその分布、一日の中での需要の変動パターンは配水量に大きな影響を与えます。
・産業活動; 地域の産業構造や産業活動の種類、規模によっても配水量が変化します。
・季節性; 季節や気象条件(例 夏季の高温時の需要増加)によっても配水量は変動します。
●設計と運営
・配水量の適切な計画、設計、運営が必要です。これには、貯水施設の適切な容量の設計や、ポンプやバルブの制御、流量のモニタリングなどが含まれます。
・水道事業者は、将来の需要予測に基づいて水道システムの拡張や改良を検討し、適切な配水量を確保するための施策を策定します。
●地域差
・地域や国によって配水量の基準や計算方法、運営体制が異なるため、地域ごとに異なる配水量の取り組みが行われています。

配水量の適切な管理は、地域の生活、産業活動、災害時の対応などに重要な影響を与えます。地域の特性やニーズに応じた適切な配水量の確保が求められます。



バルブの形式
水道におけるバルブは、流体の流れを制御する装置であり、さまざまな形式があります。これらの形式は、水道システムや用途に応じて選択されます。以下では、水道におけるバルブの主な形式について詳しく説明します。

●ゲートバルブ
・ゲートバルブは、通常直線的なパスに配置されたゲート(板)を上下に移動することで流体の通り道を制御するバルブです。
・主に開閉用途に適しており、全開または全閉の状態が一般的です。
●ボールバルブ
・ボールバルブは、回転する球体(ボール)によって流体の通り道を制御するバルブです。
・操作が簡単で急激な開閉が可能であり、複数の用途に適しています。
●バタフライバルブ
・バタフライバルブは、円盤が回転することで流体の通り道を制御するバルブで、軽量で操作が容易です。
・主に中間の流量制御に適しています。
●チェックバルブ
・チェックバルブは、流れを一方向に制限する目的で使用されるバルブで、逆流を防ぎます。
・逆流防止が必要な場所で使用され、スイング、リフト、ティルトなどのタイプがあります。
●圧力制御バルブ
・圧力制御バルブは、流体の圧力を制御するためのバルブで、圧力安全装置や圧力調整器などが含まれます。
●真空バルブ
・真空バルブは、真空システムで使用され、気体の通り道を制御するためのバルブです。
●角型バルブ
・角型バルブは、曲がった通路に角型のゲートや円盤を配置して、通路の開閉を制御するバルブです。
●三方弁
・三方弁は、流体を複数の方向に制御するためのバルブで、主に流れの向きを切り替える目的で使用されます。

これらのバルブの形式は、水道システムの設計や制御、運用において適切な形式を選択する際に考慮されます。適切なバルブの選択は、水道システムの効率的な制御や安全性を確保する上で重要です。



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